古楽演奏家、前イギリスリュート協会の理事でもあった竹内太郎さんより購入した10コースるモダンルネサンスリュートです。モダンリュートについて竹内さんのHPより「私自身よく思うのですが、モダンギター奏者がリュートやバロックギターなど古楽器を取り上げる場合、その奏法の違いから、歴史的な楽器ではかえって中途半端になってしまう場合が多いのです。テンションが弱い複弦を、ギター向きの長い爪、強いアタックに慣れた指で弾きこなすのは非常に難しく、かなりうまく行っている場合でも、音楽が要求する表現力の域にまで達することはまあ稀です。その意味では、このようなモダンリュートはギタリストにとって非常に有益ではないかと思います。なによりもジュリアン・ブリームの幾多の名演がそれを証明しています。ブリームの最初のリュートはイギリスのチェンバロ製作者ゴフがリュートギターから改造した7コースの楽器でした。」私自身クラシックギターを弾ていたのでモダンリュートを弾いていました。勿論ギターと同じようにという訳にはいきませんが、右手のタッチなどヒストリカルなリュートよりギターに慣れた手には扱いやすかったです。竹内さんの助言により現在弦はガットを復弦ではなく単弦で張っています。もちろん復弦で張ることも可能です。竹内さん曰く、もともと復弦で張ることを想定されていないので単弦で充分に響き、演奏効果に大差ないということで、私自身も両方試し、調弦の簡易さ減の張り替えの手間、コスト考慮し単弦で使ってました。現在弦は弱めていますので、調弦すればすぐに演奏可能ですが弦は張り替えて2，3か月たつので張り替えは購入者様でお願いします。楽器本体のみを30万円程度で購入、別に買った5万円程度のハードケースに入れて、ケースに宛名書き直接貼り発送します。サイズは160か170と思います。指定場所まで来て頂ければ直接お渡しすることも可能です。製作家の名前を失念してしまいましたがイギリスの作家だったかと思います。内部にHARRISON　LUTIERと見えます。大きな傷、壊れているところはありませんが演奏に伴う小傷等はご容赦ください。数か月前にブリッジが壊れてしまいましたが古楽器製作家の奥清秀さんに作り直して頂きました。購入時よりハイポジションの音が少しビリつくことがあるので必要に応じ調整を行って頂けると助かります。